『不如帰』天下統一への道-その三十三
さて、「天下統一への道」もラストスパート。本日のプレイ大名は、上州の黄班(虎の意)の異名を誇る、『長野業正』です。甲斐の「虎」と被っているのは、その因縁ゆえですかね。
そんな業正の能力は(作6・戦6・政1)と、武田信玄に「業正が上野に居る限り、上野を獲る事は敵わぬ」と言わしめた実力を余すところなく現しているかと。 しかし、大名時にはそんな能力は関係無いので、定番の(作5・戦0・政5)に設定。初期兵力も少なく家臣も居ないので、堅城に寄って周りの強豪達の隙を狙うつもりです。 上野は初期石高こそ低いですが、最高で70万石になるなど、なかなか豊かな国です。兵力は少なめなモノの、城塞地も26と高めなので、割と好条件の国だと思います。 ------------------------------------- 戦略としてまず狙うのは、下野の宇都宮家か上総の里見家ですね。 隣接する上杉家&北条家の攻略は初期状態ではまずムリですし、北信濃を獲っても石高は低く地理的にも守りにくいし、宿敵の武田信玄が甲斐におりますしね。 1555年開始時の兵力3では攻め込みようが無いので、一年の動きを傍観していると、里見家と北条家の戦端の火蓋が早速切られました。 そして、軍備の「家臣を雇う」では、島左近(作5・戦4・政4)が仕官してきました!更に、翌1556年の引き抜きで、真田昌幸(作6・戦6・政5)を家臣に!う~ん、絶好調。 左近&昌幸の両翼に兵を与え、翌年から北条家vs里見家の争いに参加。北条家の頑張りのお陰もあり、1558年に上総88万石を手にする事が出来ました。 ------------------------------------- これで石高も大分増えたので、翌1558年には明智光秀(作4・戦5・政6)を家臣に。 ジワジワと宇都宮家を締め上げ、1560年に下野を攻略。そしてこの年、作戦のスペシャリスト黒田如水(作7・戦2・政5)をも家臣に加える事が出来ました。 まだまだ力攻めは出来ないので、上野に如水を上総に昌幸を置いて、北条への備えに。更に、この辺りから越後戦を視野に入れ、越後に金30ずつ経略を掛けていきました。 常陸の里見家もなかなかの強豪なのですが、政治6の光秀を総大将にジワジワと城塞値を減らし、1562年に常陸74万石を手中にしました。 更に翌1563年には、度重なる戦闘で疲弊していた南陸奥84万石も手に入れる事が出来ました。この地方は、平均的に石高が高めなのも嬉しいですよね。 翌1564年から、石高0&兵力0になった越後の攻略を開始。こうなると、どんなに高い作戦&戦闘も意味がなく、堅城春日山城の城塞値も兵糧攻めでどんどん削られていきます。 更に、この年には兵糧攻め(政治)のスペシャリスト羽柴秀吉(作4・戦2・政7)を家臣に迎え、ダメ押し。翌1565年、上杉勢とは一度も戟を交えることなく、越後を手中にしました。 とは言え、石高が0万石なので、この後の開墾が大変になるんですけども。 ------------------------------------- こうなってくると戦略も起てやすく、上総&上野に如水、越後に大名業正を置き、北信濃を落とした武田家&武蔵の北条家の抑えに。 残りの家臣団を秀吉に率いさせ、東北の残り3ヶ国を1571年までに攻略。更に同年、北陸地方に侵攻し、能登まで手中に致しました。 ここまで来ると、後は如水の作戦能力を活かした力攻めが有効になってくるので、関東地方の守備を作戦能力も4という好数値の、秀吉と交代します。 北陸地方は雪で冬は動けなくなるので、そういう意味でも力攻めはありがたいですね。如水の華麗な力攻めにて、加賀~越前~山城~和泉と、1574年まで侵攻。 近畿地方を攻略していると、何故か織田家が北条家を取り潰し!氏康を家臣にしたいところですが、家臣団はフルなのでそれは諦めて、武蔵に侵攻開始。 この辺りの途中経過はサクッと流しますが、1575~78年の間に、近江~伊勢~大和~紀伊~美濃~尾張~武蔵と、臨機応変に攻略していきました。 ------------------------------------- その後、三河と駿河を攻略し、1579年までに越前~山城~和泉から東は、甲斐&北信濃の2ヶ国を擁する武田家のみとなりました。 この武田家が2ヶ国あるのが少し厄介でして、野戦だと6人体制の「挟み撃ち」で、兵質と相まってかなりの被害が出てしまうですよね。 てな訳で、武田家をスルーしつつ、本願寺家や中国&四国地方の攻略を開始。 しばらく経った1581年、武田家が三河を落城させました。これで武田家は3ヶ国になり、兵力を集中させる事は出来なくなりました。 翌1582年、北信濃を落とすと、信玄&勝頼を除く4将が一気に城から逃亡!こうなると、武田軍も敵では無いので、同年続けて甲斐&三河まで奪還致しました。 ------------------------------------- この後は大きな山場も無かったのですが、5ヶ国持ちの大友家の決戦などが盛り上がりましたね。緒戦で立花道雪を討ち取った時は、「あぁ、もう戦国も終わりだなぁ」と(笑)。 面白いところでは、珍しく大内義長が最後の方まで生き残っていました。 結局このプレイでは降伏大名が全然現れず(途中では降伏しましたが)、全ての大名家を滅ぼし、1585年に天下を統一する事が出来ました。 武田家がある限り安心出来ず、終盤近くまでハラハラさせられたのが、長野業正らしくて良かったです。史実では、信玄の方がハラハラしていたみたいですけど。 ------------------------------------- ○まとめ ・1585年統一→2年後幕府開く→332年幕府続く(西暦1919年まで) ・最終的な家臣団 島 左近(作5・戦4・政4)、真田昌幸(作6・戦6・政5)、明智光秀(作4・戦5・政6) 黒田如水(作7・戦2・政5)、羽柴秀吉(作4・戦2・政7) ○蛇足 ・箕輪城城主。「上州の黄班」との異名がある。 ・夜襲や朝駆けの奇襲戦法が得意で、武田軍の6回にわたる侵攻を全て退けた。 ・武田信玄に、「業正ひとりが上野に居る限り、上野を獲る事は敵わぬ」と言わしめた。 ・信玄は、業正の死を知ると、「これで上野を手に入れたも同然」と述べ、すぐに軍を上野に進めたとされる。 ・嫡男の業盛に、「私が死んだ後、一里塚と変わらないような墓を作れ。我が法要は無用。敵の首を墓前に1つでも多く供えよ。敵に降伏してはならない。運が尽きたなら潔く討死せよ。それこそが私への孝養、これに過ぎたるものはない」と遺言したと言われる。 ・業盛はこの遺言通り、箕輪城の陥落に運命を共にしました。 ・武田家の家臣真田幸隆は、以前業正に仕えていた事があるそうです。 ・しかし、業正が高齢で先が見えたので、長野家を出奔。その後、幸隆の妻や家臣団も害されることも無かったので、幸隆は業正の器の大きさを感じたそうです。 ・私は基本的に謙信贔屓なので、武田&北条に仇を成した業正はかなり好きです。後は、村上義清や太田三楽斎も同じような理由で好感が持てますね。 ・しかし謙信は『軍神』だけあって、戦上手に人気がありますな。
by nekonekokoara
| 2011-09-19 12:00
| 歴史小説
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Comments(2)
Commented
at 2011-09-21 19:20
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
nekonekokoara at 2011-09-23 16:42
●非公開コメントさん
関東地方から東の大名は、総じて地理的にはかなり不利な場所にありましたね。 周りは強豪だらけでしたし、朝廷からは遠く上洛するにも一苦労でしたし。 司馬遼太郎さんの話にも、信長・秀吉・家康を「天下人」足らしめたのは、 その地理的条件の良さ(東海道沿い)をまず挙げていたと思われます。 業正はお家存続はなりませんでしたが、後世の評価は高いので、 今ごろは草葉の陰でまずまず満足しているのでは無いでしょうか。 業正も結構な長寿だったと思いますが、真田信之には及びませんね。 「人間五十年」の時代に、九十歳を越えておりましたから。 業正が生きていたら、信玄が箕輪城をどう扱ったか、非常に気になりますね。 後は、奥州の覇者政宗が「あと二十年早く産まれていたら…」など、 歴史の「たら」「れば」を考えるのも、歴史の醍醐味の一つですね。
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