S.H.Figuarts 腑破十臓（ふわ じゅうぞう）

　本日の紹介は、先月のアンクに続き限定アイテムのS.H.Figuarts「腑破十臓」です。
　今にして思うと、この腑破十臓が出ていた「侍戦隊シンケンジャー」が、一番食い付いて観ていた頃かもしれません。今は、アキバレンジャーに夢中な事は内緒の話ですが（笑）。



　てな訳で、早速開封。敵らしく禍々しいデザインですが、赤＆白の配色は良いですね。
　劇中ではシンケンレッドのライバルだったので、それとなくヒーローっぽさも感じさせます。

　上半身をアップで。ドクロ顔だと思っていたら、モデルは猩々（しょうじょう）でした。猩々はオランウータンの漢名にあてられていますが、よく観たら確かにサル顔ですね。
　胸のクリアパーツ部分にも、猩々がデザインされているのだと思います。

　横から見ると、後頭部の流れるような造形がよく解って頂けるかと。
　大きめの肩アーマーは、前部のジョイントの恩恵でよく動きます。ただ、このジョイントはかなり小さい＆細めなので、気を付けてないとすぐに折っちゃいそうで怖いですね。

　背面には、愛刀の「裏正（うらまさ）」を収納する為の鞘を付けられます。
　写真は撮らなかったのですが、鞘の部分と、かぎ爪のような鞘止めも外す事が可能です。

　可動は優秀なので、背中に手を回して柄を持たせるのも問題なく出来ます。
　こう言った仕草が簡単に出来るところに、素体の優秀さを感じる事が出来ますね。

　よく見ると、体の色々なところに「猩々」がデザインされておりました。
　まずは、肩アーマーの赤いクリアパーツの部分ですね。

　更に、腿アーマーにも「猩々」の意匠が。
　分割されておりますが、上の部分に目と鼻、下の部分に口が刻まれていると思います。

　オプションハンドは、握り手、開き手、武器持ち手の3種類です。
　特に変わったポージングもしなかったので、最低限の付属品と言う感じですな。

　武器としては、メイン武器である「裏正」と「折れた裏正」、更に裏正が折れていた時に代用していた、「蛮刀毒泡沫（ばんとうどくほうまつ）」が付属しています。
　「折れた裏正」なんて言うのは、完全なファンサービスのアイテムですね。

　裏正を持たせたところ。裏正の名称は、「村正」が元になっているんでしょうね。
　この裏正にも色々と設定があったハズですが、もう覚えていないので華麗にスルー。

　この裏正は、本来剣の「峰」にあたる部分にギザギザがあり、本気で戦う場合はこちら側を向けて戦うそうです。劇中では、シンケンレッドと血祭ドウコクと本気で戦っていました。
　しかし「るろ剣」の逆刃刀もそうですが、コレだとかえって剣速が落ちそうですけどね。

　「折れた裏正」を装備。
　折った当人であるシンケンレッドが無いので、特にする事がありません…。

　「蛮刀毒泡沫」を装備。
　裏正と違って短いので、十臓はコレを気に入っていなかったようですね。

　さて、ここからは可動範囲の確認です。
　上半身は、大きく動く肩アーマーの恩恵もあって干渉する事もありません。

　裏正は柄の部分も長いので、両手持ちも難なくこなす事が可能。　十臓は剣の使い手なので、こう言うポージングが出来るとやっぱりサマになりますよね。

　下半身の可動としては、立て膝は何とかさせる事が出来ます。
　立て膝の時は、胸をもう少し起こせるとポージングがもっと決まるんですけどねぇ～。

　立て膝をさせる時も思ったんですが、サイドの腰アーマーは少し干渉するかと。
　この辺り、もっと足を開いて、「グッ」と腰を落とせると良かったんですけどね。

　シンケンレッドがいないので、同じ剣の使い手（？）であるモモタロスと戦わせてみた。
　今後の展開で「血祭ドウコク」が出るようなら、シンケンレッドも手に入れておきたいです。とは言え、今月末発売のアキバレッドにも心惹かれるモノがあるんですけど。

　と言う訳で、S.H.Figuartsから限定アイテムの「腑破十臓」を紹介致しました。
　キャラ＆デザイン共に好きでしたし、造形や可動も高いレベルでまとまっているので、大満足の一品でした。後は、限定にしないでもっと手に入れやすいと嬉しいんですけどね～。